CCC(中国強制認証)について

工場で作業する女性

中国へ日本製品を輸出、あるいは中国国内で生産・販売を行う際、中国の法律や規定、技術規格への対応は避けて通れません。いくつか存在する中国の規定のうち、今回はCCC(中国強制認証)についてご紹介します。

CCC(中国強制認証)とは?

CCC(China Compulsory Certification、別名:3C)とは、中国が自国民の安全確保と環境保全を目的として、海外の中国向け製品に対して中国国家標準(GB)に適合していることを評価する制度です。

CCC認証を受けた製品にはマークが付けられます。CCCマークが無い指定製品は、中国への輸出および中国国内での流通ができません。

CCCは中国政府の国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ)および国家認証認可監督管理委員会(CNCA)から2002年5月に「強制性製品認証管理規定」が公示され、同年8月1日より実質的に運用が開始されました。「強制性製品認証管理規定」には対象製品、認証マークなどが統一されて定められています。

CCC(中国強制認証)の対象製品

CCCの対象となる製品は市場監督管理総局(SAMR)と国家認証認可監督管理委員会(CNCA)より定期的に追加・更新・除外が行われています。現在の対象は下記20製品です。

※2018年6月公告分

1.電線ケーブル類

2.電気回路スイッチおよび保護又は接続用の電気機器装置

3.低圧電気機器

4.小電力モーター

5.電動工具

6.電気溶接機

7.家庭用およびこれに類する用途の設備

8.オーディオ・ビデオ設備類

9.情報技術設備

10.照明機器

11.自動車および自動車重要部品

12.車両用タイヤ

13.安全ガラス

14.農業用機器

15.電気通信端末設備

16.消防製品

17.安全防犯製品

18.無線LAN製品

19.装飾内装製品

20.玩具類製品

ロボットケーブルは「1.電線ケーブル」の4種にあたります。

<電線ケーブル類 4種類>

1.コードセット

2.交流定格電圧3kVおよび3kV以下の鉄道機関車車両用コード・ケーブル

3.定格電圧450/750Vおよび450/750V以下のゴム絶縁コード・ケーブル

4.定格電圧450/750Vおよび450/750V以下の塩化ビニル絶縁コード・ケーブル

CCC(中国強制認証)の注意点

ここでは、CCC(中国強制認証)の注意点をいくつかご紹介します。

認証機関

申請は中国国内にある認証機関か又は認証機関と提携している代行業者へ行う必要があります。申請後、申請者は中国国内にある試験所にサンプルを送付して試験が行われ、その後工場審査となる流れが基本です。かつては認証機関や試験所の数が少なく、申請から認証までに3、4カ月ほどの期間がかかっていました。現在は認証機関が追加され独占状態は解消されつつあります。

企業がクラス分けされる

申請企業にはクラス分けが行われており、製品に品質上の問題が多い企業は「下位クラス」、高品質の製品を扱う企業は「上位クラス」に分けられます。上位クラスは認証手続きの簡略化を行うことができ、下位クラスは認証審査が厳格になるとのことです。

企業の検査資源の活用も可能

製品によっては、より簡素な「自己宣言方式」による認証が行えます。自己宣言方式にはCNCAの適用規格に基づいた型式試験が必要で、ISO/IEC 17025に適合していれば自社試験所での試験が認められるようになります(種々の条件あり)。

おわりに

CCCは定期的に対象製品の見直しや認証の実施方式の変更が行われており、手続きは簡素化が図られつつあるようです。中国向けに自社製品の展開を考えているのであれば、ロボットケーブル選定の際も輸出先の規格に合うものを選びましょう。