2018.07.20お役立ち情報

電線の絶縁体とシース(外皮)について

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ケーブル内の線心画像電線の内部には電気を伝える導体があり、絶縁体とシース(外皮)で覆われています。絶縁体とシースは、導体の保護や事故の防止に不可欠な存在です。

今回は、絶縁体やシースの特徴と役割についてご紹介します。

 

電線とは?

そもそも電線とは、どのようなものを指すのかご存じでしょうか。

電線とは、電力や電気信号を伝える金属線のことです。

電線の種類には、電気が流れる導体を絶縁体で被覆した「絶縁電線」や、絶縁電線もしくは絶縁電線をより合わせたものにシース(外皮)を施した「ケーブル」があります。

 

私たちが日常生活で使用する電線の多くはケーブルです。例えば、スマートフォン充電器、LANケーブル、家電製品のコードはケーブルに該当します。

 

 

絶縁体は電気抵抗に優れる

物質の中には電気を通すものや電気を通さないもの、両者の中間的な性質を持つ半導体と呼ばれるものがあります。絶縁体とは、電気を通さない物質のことで、不導体や不良導体とも呼ばれます。

 

絶縁体は電気抵抗が大きいため、電気の流れを遮断する目的で使用することが可能です。例えば、銅やアルミニウムなどの導体を絶縁体で被覆することで、電気が電線の外に漏れることを防ぐことができます。これが絶縁電線です。電線に用いられる、絶縁体の主な素材としては、ポリ塩化ビニルやフッ素樹脂、架橋ポリエチレン、天然ゴム・合成ゴムなどが挙げられます。

 

なお、被覆を持たず導体がむき出しになった電線を裸電線と呼びます。裸電線の場合、空気による空間が絶縁体として機能します。

 

シース(被覆)により絶縁体を保護

シース(被覆)とは、ケーブル外側の被覆のことで、絶縁体が濡れたり、傷んだりすることを防ぎます。シースのおかげで、私たちは安全にケーブルを使用することができるのです。

シースとして使用される材質はケーブルの用途に合わせて選択され、主にクロロプレンゴムやポリ塩化ビニル、ポリエチレン、鉛、アルミニウムなどが使用されます。

 

おわりに

今回は、電線に用いられる絶縁体やシースについてご紹介しました。

用途や環境に応じて、電線の絶縁体やシースは異なります。電線を選ぶ際には、電線にどのような性能を求めるのか(耐水性、耐熱性、柔軟性など)を明らかにした上で、製品に使用される絶縁体やシースの種類を確認することをおすすめします。

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