2018.06.25よくある質問

ケーブルの絶縁体の色分けはなぜ?

Pocket

ケーブル先端構造の3DCGイメージ画ケーブル内の導体は絶縁体によって被覆され、赤・青・緑・黄などのように色分けされていますが、その理由についてご存じでしょうか。

今回は、ケーブルに絶縁体が使用される目的や、ケーブルの絶縁体が色分けされている理由についてご紹介します。

 

 

ケーブルで絶縁体が使用される目的

ケーブルは、絶縁体で覆った導体をより合わせ、ノイズ対策のためのシールドを施し、さらに導体を保護するためのシース(外皮)で覆われています。

 

それぞれの導体を絶縁体で覆う目的は、導体同士が直接接触してしまうことを防ぐためです。導体同士が直接接触していると、電流を流したときに大きな電流が流れてしまい危険なため、電流の流れを遮断する絶縁体で導体を覆い、安全に電流が流れるようにしています。

 

絶縁体が色分けされている理由

絶縁体で覆われた1本1本の導体を線心と呼びます。線心が2本以上のケーブルの場合、それぞれの線心を識別できるように、導体を覆う絶縁体を色分けしています。

 

例えば、2本のケーブルがどちらも同じ色の場合、見た目には区別がつきません。絶縁体が色分けされることにより、誤配線防止や配線効率向上を図ることができます。

 

一例として、線心が2本(2心)~7本(7心)のときの色分けを以下に示します。

 

2心:黒・白

3心:黒・白・赤

4心:黒・白・赤・緑

5心:黒・白・赤・緑・黄

6心:黒・白・赤・緑・黄・茶

7心:黒・白・赤・緑・黄・茶・青

 

線心の数が増えれば識別に用いられる色(識別色)も増える傾向にありますが、それぞれの線心を区別できれば良いため、必ずしも「線心の数=識別色の数」とは限りません。ケーブルを利用する際は、製品仕様を参照し、色分けのルールを確認しておきましょう。

 

 

色分け以外の線心の識別方法

線心の識別方法は「色分け」だけではありません。他にも外見から識別する方法が存在します。

 

形状による識別

絶縁体に小さな突起を入れて識別しているケーブルがあります。例えば、ケーブル内の線心が2つの場合、突起がある線心とそうでない線心とで区別が可能です。

 

ナンバリングによる識別

絶縁体に数字を印刷して識別する方法です。それぞれの線心に番号が振られ、見分けられるようになっています。

 

おわりに

今回は、ケーブルに絶縁体が用いられる目的と、絶縁体の色分けの理由についてご紹介しました。

導体同士が直接接触しないように絶縁体で被覆し、それを集めてシールドおよびシースで被覆したものがケーブルです。ケーブルの絶縁体の色分けは、線心を正しく識別して、誤配線を防止する目的で行われています。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

太陽ケーブルテック株式会社へのお問い合わせはこちら↓

WP_bnr_under
The following two tabs change content below.
太陽ケーブルテック株式会社編集部

太陽ケーブルテック株式会社編集部

ケーブル選定ご担当者様への役立つ情報を発信しています。
太陽ケーブルテック株式会社編集部

最新記事 by 太陽ケーブルテック株式会社編集部 (全て見る)